☆<限定復刊:帯つき>「三大陸周遊記」イブン・バットゥータ (著)(角川文庫) [65610353]
商品詳細
前嶋 信次 (翻訳)
平成元年11月15日三版発行
< 解 説 >
青年イブン・バットゥータは、
メッカへの巡礼の途上
訪れた町で不思議な予言を受ける。
あなたは巡礼を終えたのち、
さらなる旅に向かうだろう
―果たして彼は
予言に導かれるまま
トルコ、インド、中国、
アフリカへと向かい、
生涯を旅に過ごした。
人の世のさまに
限りない
好奇探求の眼をそそぎ、
「アラビアン・ナイト」よりも
不可思議な14世紀の世界を
活写した名旅行記。
☆中世イスラム世界の豊穣
中世という
言葉から受ける
閉鎖的で不活性な
イメージと違う、
生き生きとした
中世の社会を描く。
現在に生きる我々にも
部分的に理解できる
心情と社会が
あったことがわかる。
当時盛んであった巡礼、
隊商、交易船のための
種々のシステムを利用し、
イスラムの法官という
社会的地位にも助けられて、
旅先でさまざまな
歓待と援助を受ける。
もちろん昔のことなので、
山賊、遭難、戦乱、病気などの
脅威には常に晒される。
旅の途中で
授かった子供を
亡くしたりもしている。
長期の旅を終えて
帰国できたのは、
判断力と度胸以外に、
幸運にも
助けられたのだろう。
予知能力のある人物や、
目から
人が出入りできるくらい
巨大な魚などの
不思議な話も出てくる。
旅程の一部は
後世の研究者によって
疑問視されているともいう。
さらに、
この本の作成にあたっては、
帰国後の口述を
別人が記述したとある。
いくら記憶力が良くても、
29年にわたる旅の詳細を
正確に覚えているとは
考えにくい。
はっきり言って
記憶違いや
作り話の部分もあると思う。
しかし、
これらを考慮しても
十分に面白い本といえる。
<O氏:AMAZONレビューより抜粋。>
☆当書籍は
中公文庫BIBLIOなどでも
発刊中です。
☆発行より
31年経過しておりますが、
黄金色の装丁が美しく
新刊本に近い
コンディションです。
末永くご愛用して
頂けましたら幸いです。
カテゴリー | 本・雑誌・漫画 > 本 > 人文 |
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