鷺草の模様手描友禅 夏名古屋帯作家物【中古】 [48438845]

鷺草の模様手描友禅 夏名古屋帯作家物【中古】 [48438845]

販売価格: 45,050(税込)

在庫数 13枚

商品詳細













変り市松の透かし織になった紋紗のような生地が、少しグレー味のある淡い藍・紅掛空色に染められ、お太鼓には静かな山里でひっそりと咲いているような、楚々とした鷺草が手描きの友禅で描かれた、とても清々しく美しい夏の九寸名古屋帯です。
飛ぶ鷺の姿にそのお花の形が似ている事から「鷺草」という和名が付けられたそうですが、可憐なお花が細やかな友禅で描写されて、白い胡粉で色付けされ、とても新鮮で活き活きとした印象になっています。
東京の世田谷区には、昔は鷺草が群生するような湿地帯があったため、長年ご縁があるようで、区のお花ともなっているそうです。
世田谷区奥沢にある「九品仏浄真寺」の境内には鷺草園があって、8月頃にはたくさんのお花が見られるそうです。また、その鷺草には少し悲しい物語もあるようです。
戦国時代の武将・吉良頼康公の側室であった常盤姫はとても美しく、頼康公に寵愛されたそうですが、それを妬んだ人たちが流した悪い噂話のために追放され、身重で逃亡し、自害して身の潔白を証明しようとし、その際に飼っていた白鷺の足に遺書をくくりつけて飛ばしますが、白鷺は途中で力尽きて死んでしまうのです。
頼康公は鷺の足に括られていた手紙を読んで常盤姫の潔白を知り、急いで世田谷城に戻りますが間に合わず、常盤姫は自害されていて、その後その鷺を奥沢城の近くに埋めて供養したところから、鷺草がたくさん咲いたというおとぎ話のようなお話です。
そんなお話が語られる事もわかるような、優美な姿をした、とても雰囲気のある可愛らしいお花です。
こちらの帯ですと、柔らかい素材のお着物にも、趣味系の紬のお着物にも合わせていただけます。
紋紗や絽の無地、小紋のお着物などに合わされるのも良いてますし、夏大島や夏結城、夏塩沢などの夏紬のお着物に合わされるのも良いと思います。
また盛夏には、小千谷ちぢみや宮古上布、越後上布などの麻素材のお着物に合わせてお召しになると良いのではないでしょうか。
幅広くいろいろなお着物と合わせていただけて、重宝する事と思いますし、優しい友禅で描かれた図案が夏の装いを少しエレガントな雰囲気にしてくれそうな、とても素敵な大変おすすめの一点です。
地の色は紅掛空色「和色大辞典 #575f80」
花の色は生成り色「和色大辞典 #fbfaf5」
葉の色は薄青「和色大辞典 #93b69c」
薄雲鼠「和色大辞典 #d4dcda」
をご参照下さい。


▼▼▼帯とご一緒にガード加工がオススメです!▼▼▼

◆サイズ
長さ:3 m 77 cm / 9 尺 9 寸 7 分
太鼓巾:31 cm / 8 寸 2 分
前巾:15.5 cm / 4 寸 1 分
◆詳細
状態:リサイクル品
付属品:なし


◆ご紹介商品の色は「日本の伝統色 和色大辞典」を参照しております。
 またモニターや端末の設定により色の表示には差異が生じる場合がございます。
 ご了承くださいませ。
◆寸法・採寸についての詳細は
◆お仕立て替えや二部式加工等も当店にて承っております。
 上記【商品についてのお問い合わせ】、またはお電話・メールにてお気軽にご相談ください。


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